ミナミメダカ

生き物紹介
ミナミメダカ

名前

和名:ミナミメダカ

学名:Oryzias latipes

生息地

一部を除く日本全土から朝鮮半島・中国大陸・台湾まで広く分布する。 

生態

ダツ目メダカ科メダカ属の魚類である。体長4cm程の淡水魚

動物プランクトンを食べるが、底生生物や付着藻類なども食べる。

水面付近で群れを作って泳ぐ。水温が20℃を越え る4月~10月の間に産卵し、雌のオシリに卵を付着させたまま泳ぎ、しばらくしてから水草などにつける。

オスの背ビレとシリビレはメスよりも長く大きく、雌雄の判別の目安となる。 春に生まれた個体は、ふ化して3ヶ月ほどで体長2㎝程度になる。

従来はメダカは1種とされていたが2012年に”キタノメダカ”と”ミナミメダカ”に分かれた。

環境省レッドリストでは絶滅危惧II類(VU)となっている絶滅危惧種。

オスとメスの見分け方

オスはメスと比べると背鰭(せびれ)に切り込みが入り、臀鰭(しりびれ)が長く大きい。

メダカ オス
ミナミメダカ オス
メダカ メス
ミナミメダカ メス

メダカを取り巻く問題

小川や水路のコンクリート化、農業水路と水田の分断などが原因で生息地域は少なくなっている。

また、外来種のカダヤシが原因でも減っている。

メダカとカダヤシの見分け方やカダヤシについてはこちら

さらに近年問題となっているのがペットショップで販売されている品種改良されたメダカが

謝った認識で川や池に放流されることにより、その土地の環境の変化とともに進化してきた

野生のミナミメダカの遺伝子が汚染されることが減少要因となっていることである。


販売されている生き物、譲り受けた生き物は絶対に野外に離さないでください。

生き物は責任を持って最後まで飼いましょう。

また、違う地域で採った生き物を別の場所で逃がすこともやめましょう。

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