
こんにちは。館長です。
きんたい廃校博物館では、小さな水族館としていろいろな生き物を飼育しています。
お客様にもルールをしっかりと守った上であれば、身近な生き物の飼育にチャレンジしてもらいたいというのが私の思いです。
今回、きんぱくにいる生き物の中で、飼育が難しい生き物をランキング形式でお伝えしてみようと思います!
5位 モツゴ
特段難しいというわけではないのですが、水槽内の水質が悪くなるのが早い。
まぁまぁ早い。
気がつけば「モツゴの調子が悪いな」ということが起きるので、状態チャックと水替えが欠かせません。
4位 カマツカ
大和川水槽で度々飼育しているカマツカ。オイカワやタモロコ、コウライニゴイなどと一緒に水槽の中を泳いでいます。
このカマツカ、底生魚だからか、気を抜くとどんどん痩せていく、、
遊泳力が強いオイカワなどが餌をほとんど食べてしまうためでしょうか、、
普通種であるカマツカですが、他の種と一緒に飼うのは意外と難しい。
3位 アメリカザリガニ

2023年6月より「条件付特定外来生物」となったアメリカザリガニ。
飼育している場所からの逸脱(逃げ出すこと)法律で規制されたので、飼育難易度は上がったと思います。
きんぱくでは、徹底して逃げださい、逃さないようにしています。
また、飼育しているととにかく水質が悪くなる、、
ザリガニ釣りをみんなに楽しんでもらいたいので、開館直前の掃除は結構大変です、、
2位 スジエビ
大きな水槽に入れて飼育するのはそれほど手間はかかりません。
ですが、スジエビだけを飼育しようと容器に入れていると、温度の変化でやられてしまうのか、数が減ってしまします。
本当は「スジエビすくい」をしたいのですが、なかなか管理が難しい。
1位 ドブガイ類
そもそも水槽内での飼育がとても難しいと言われている淡水の二枚貝。
きんたい廃校博物館でも例外ではありません。
ドブガイ類を飼育し続けるためには、グリーンウォーターを継続的に用意して、根気強くお世話をしないといけません。
きんたい廃校博物館では、きんたいの繁殖時期のみ、ドブガイ類を水槽に導入しています。
これはきんたいの繁殖行動を観察してもらったり、きんたいの婚姻色がきれいしたりするためです。
ドブガイ類を人工環境下で飼育できる方法があれば知りたい、、
生き物を飼育する場合はしっかりとルールを守ろう!

自身で採集した生き物、ペットショップで迎え入れた生き物、いずれにしても飼育するのであれば、ルールをしっかりと守る必要があります。
「最後まで責任をもつ」「法律で規制されているものは飼育しない」「放流しない」「希少種を乱獲しない」「人の土地に無断で侵入しない」
これらをしっかりと守って生き物たちとの楽しい暮らしを送りましょう!
また、ニッポンバラタナゴ(きんたい)は、いつ絶滅してもおかしくない希少な生き物です。
乱獲や密猟は絶対にしないでください。
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