こんにちは。きんたい廃校博物館です。
今回は”メダカ”について。
みなさん馴染みがある魚ではないでしょうか?家で飼っている人もいるでしょう!
でもそんなメダカについてみなさんどのくらい知っていますか?
まず、野生に生息する”メダカ”には2種類います。
日本で用いられる名前で”キタノメダカ”と”ミナミメダカ”という2種類です。


知っていました?
この2種が日本にいる野生のメダカです。
でもこれを聞いて
「もっといるんじゃない?」
と思われた方もいるでしょう。
最近、”白メダカ”とか”みゆきメダカ”とか”ようきひメダカ”とか色々と聞きますよね。
これらは品種改良されたメダカです。
人の手が加わっているので日本にいる野生の生き物ではありません。
そして問題になっているのが「無知の放流」、つまり品種改良されたメダカを野外に放流すること。
なぜ問題なのでしょう?
生き物の遺伝子には自然環境の変化に適応してきた地域ごとの長い歴史に刻まれています。
野生メダカも同様で、自然環境の変化に適応してきました。
ところが品種改良されたメダカが放流されてしまうと、交雑して遺伝子が混ざり、
交雑が進むにつれて交雑メダカが増えていき、最終的には純血種が川や池から姿を消してしまいます。
簡単にいうと生物が長い年月をかけて進化してきた歴史を壊す行為になります。
なのでみなさん、絶対にペットショップでかったメダカや友達からもらったメダカを野外に逃がさないでください!!!
これはメダカだけに限らず、他の生き物も同じです。
日本の生き物でも違う地域から移動させた生き物も外来種になるので注意しましょう。
メダカについてもう一つ。
みなさん用水路でメダカをつかまえたことはありますか?
それ、本当にメダカでしたか???
実はカダヤシという魚の可能性があります。
パッと見てメダカに似ている魚ですが、カダヤシは特定外来生物と言って
生きたまま移動させることが法律で禁止されている外来種です。

メダカとカダヤシの違いは
メダカはシリビレの付け根が長く、カダヤシはシリビレの付け根は短い。
メダカは尾びれが四角く、カダヤシは丸みを帯びている。
というところで見分けることが可能です。
メダカとカダヤシの違いをしっかりと覚えましょう!!

長々と書いてしまいました、、、
みなさん、生き物についてしっかりと理解して、正しいふれあい方をしていきましょう!!
もうすぐ夏休みですね。ぜひ自由研究でメダカとカダヤシについてまなんでみませんか?
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